90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了してきました。
一方、類まれなる商業的な成功を収めたがために成功者ゆえの苦悩を歌った楽曲も存在します。こういった、少し影のある姿を時折見せてくれるのも、『GLAY』の魅力の一つですよね。
今回は、『GLAY』の個別楽曲『I’m in Love』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『I’m in Love』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | I’m in Love |
演奏時間 | 6:35 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY& 佐久間正英 |
『I’m in Love』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
pure soul | 11 |
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1) | 12 |
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 2) | 4 |
オリジナルアルバム『pure soul』の11曲目に収録。本作がアルバム『pure soul』の最終トラックです。
※『I’m in Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『pure soul』の最後を飾るのは、大勢の合唱によるパーティーソング『I’m in Love』。
6分半にも及ぶ楽曲ですが、後半は延々とサビの同じフレーズを繰り返す形式。
このタイプの曲を聴くと、どうしても『The Beatles』の『Hey Jude』を連想してしまうんですよね。やはり、元祖後半延々ソングと言えば『The Beatles』の『Hey Jude』でしょう。
『GLAY』のメインコンポーザーであるTAKUROは『The Beatles』の影響を受けているらしいので、『I’m in Love』の構成について多少なりとも『Hey Jude』にインスパイアされているんじゃないかなと、勝手に思ってます。
本作『I’m in Love』、とにかく温かくて純粋に良い曲です。
アルバム『pure soul』は後半に行くほどカオスになっていく印象があるのですが、締めに本作『I’m in Love』を置くことで、”アルバム『pure soul』って温かくて優しい作品だったな”という聴き心地になります。
アルバム『pure soul』をその言葉が意味する通りに仕立て上げるという、けっこう重要なポジションを担っているのが本作『I’m in Love』ですね。
Amazonで試聴できます。
『I’m in Love』収録アルバムレビューリンク
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY