日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『bravery』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『bravery』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | bravery |
演奏時間 | 5:27 |
作詞 | tetsu |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Seiji Kameda |
1アルバムに1曲ほど収録されているtetsu(現tetsuya)作詞作曲の作品。その『REAL』編。
編曲には『東京事変』のベーシスト亀田誠治が携わっています。
『bravery』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REAL | 4 |
オリジナルアルバム『REAL』の4曲目に収録。
※『bravery』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『REAL』に収録されたtetsuya作詞作曲の作品、『bravery』。
普段作詞を担当しているhydeの詞は比喩に比喩を重ねた抽象的なものが多く、それ故に幻想的なラルクのイメージを確固たるものにしています。
一方でtetsuya作詞の本作『bravery』はド直球で具体的な言葉で綴られています。普段のラルクの歌詞とは全く異なる表現の並びが非常に新鮮です。
歌詞という観点で見れば、否定形が多いのも本作『bravery』の特徴ですね。
「足りない」、「伝わらない」、「言わない」等、1曲の中で20回近くも「ない」またはそれに準ずる表現が用いられています。日光東照宮の三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)もびっくりの否定っぷりです。
曲名に使われている『bravery』という単語ですが、”勇敢”、”勇気”という意味があります。曲中には最後のサビに一度だけ出てきていますね。“真実を知る勇気は君たちには無いね”なんて表現の英文で。
本作『bravery』は全体的にファンを煽る内容になっていますが、曲名の使い道もファンを煽る材料だったというわけです。
ただ、本作『bravery』がファンを煽る内容になっているとは言うものの、曲調自体はけっこう穏やか。決して、”オラオラ! コノバカー!!”という感じではありません。
そういう意味では、”ファンを煽る”というより、“ファンを説教する”という表現のほうが正しいかもしれませんね 笑。
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『bravery』収録アルバムレビューリンク
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