J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
これが日本人の心に響かないわけがない!
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『出逢った頃のように』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『出逢った頃のように』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | 出逢った頃のように |
演奏時間 | 4:24 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
5thシングル。2000年に『Every Little Thing』を脱退した五十嵐充が作詞・作曲・編曲を担当。
五十嵐充が脱退する前にリリースされたシングルの中では、唯一の日本語曲名。
『出逢った頃のように』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Time to Destination | 8 |
Every Best Single +3 | 5 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 1) | 5 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 1) | 5 |
オリジナルアルバム『Time to Destination』の8曲目に収録。
※『出逢った頃のように』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
イントロなしで始まるサビが印象的な1曲、『出逢った頃のように』。夏の香りに溢れる、爽やかな楽曲です。
歌詞の内容はというと、恋する女性の気持ちを歌ったものになっています。
星占いに飽きたり、デートに着ていく服に悩んだり、恋する女性が取るであろう行動を描いています。1番Bメロ最後に出てくる「夏の恋の魔法」なんてフレーズも、主人公の人物像を象徴する一節ですね。
女性というより、むしろ乙女って言葉が似合うくらいのイメージかもしれません。
一方で、”出会った頃のような気持で、この先もいたい”という本作のテーマは、裏を返すと”出会った頃のような気持でいるのは難しい”ことを既に知っている、そんな人物が主人公であるとも取れます。
歌詞中の言葉からは乙女チックなイメージを抱きますが、実はそこそこ経験豊かな主人公なのかもしれませんね。
そんな恋する女性の気持ちを歌った『出逢った頃のように』、作詞を担当したのは当時20代後半だった五十嵐充。おもいっきり男性です。
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『出逢った頃のように』収録アルバムレビューリンク
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