個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/Only Stay

投稿日:2018年4月10日 更新日:

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。

女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。

メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。

今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目、『Only Stay』のレビューです。

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

sunset

『Only Stay』の全体概要

基本情報

アーティストGARNET CROW
曲名Only Stay
演奏時間4:35
作詞AZUKI七
作曲中村由利
編曲古井弘人

『Only Stay』収録アルバム

アルバム名トラック#
Crystallize 〜君という光〜10

オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目。

※『Only Stay』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

たった3秒のイントロの後、突然始まるサビが印象的な楽曲『Only Stay』。

メロディアスかつ力強いアレンジの楽曲で、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目にして、ラストスパートをかけるように盛り上がっていく感じがすごくいいです。

本作『Only Stay』、多分、アルバムの2曲目辺りに置いても”これから盛り上げるよ~”という形で十分仕事するんでしょうけど、10曲目(実質最後から2曲目)に置くことで、ちょっとした感動すら覚えるような、フィナーレに向かっていく盛り上がり方を演じてくれています。

アルバム『Crystallize 〜君という光〜』における『Only Stay』の配置に、そんな絶妙さ感じますね。

それから、本作『Only Stay』は歌詞に使う言葉選びがけっこうおもしろいなとも思います。

『GARNET CROW』の割に“乱暴”な言葉が選ばれているな、と。

「投げ合い」、「排斥」、「消費」等々、一つ一つを見れば『GARNET CROW』として歌詞中に使ってもおかしくはない言葉たちなんですけどね。楽曲の雰囲気も相まってか、1曲の中にこういった言葉が詰め込まれていると、”乱暴”な印象をうけてしまいます。

ただ、そんな”乱暴”な『GARNET CROW』も悪くないです!

人によってはちょっとした中毒性を感じるかもしれません。

『Only Stay』収録アルバムレビューリンク

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/忙しくてよかった

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。 自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動 …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/SADISTIC DESIRE

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Song for Night Snails

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! このバンドを紹介する際、当たり前のように『THE YELLOW MONKEY』と打ち込んでいるわけですが、よく考えるとこの言葉 …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/メロメ

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね! これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すこと …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/クズ社会の赤いバラ

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤た …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
S