2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。
今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目、『Only Stay』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『Only Stay』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | Only Stay |
演奏時間 | 4:35 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
『Only Stay』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Crystallize 〜君という光〜 | 10 |
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目。
※『Only Stay』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
たった3秒のイントロの後、突然始まるサビが印象的な楽曲『Only Stay』。
メロディアスかつ力強いアレンジの楽曲で、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の10曲目にして、ラストスパートをかけるように盛り上がっていく感じがすごくいいです。
本作『Only Stay』、多分、アルバムの2曲目辺りに置いても”これから盛り上げるよ~”という形で十分仕事するんでしょうけど、10曲目(実質最後から2曲目)に置くことで、ちょっとした感動すら覚えるような、フィナーレに向かっていく盛り上がり方を演じてくれています。
アルバム『Crystallize 〜君という光〜』における『Only Stay』の配置に、そんな絶妙さ感じますね。
それから、本作『Only Stay』は歌詞に使う言葉選びがけっこうおもしろいなとも思います。
『GARNET CROW』の割に“乱暴”な言葉が選ばれているな、と。
「投げ合い」、「排斥」、「消費」等々、一つ一つを見れば『GARNET CROW』として歌詞中に使ってもおかしくはない言葉たちなんですけどね。楽曲の雰囲気も相まってか、1曲の中にこういった言葉が詰め込まれていると、”乱暴”な印象をうけてしまいます。
ただ、そんな”乱暴”な『GARNET CROW』も悪くないです!
人によってはちょっとした中毒性を感じるかもしれません。
『Only Stay』収録アルバムレビューリンク
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