90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。
デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類されることが多いバンドですが、音楽性は完全にJ-POPのそれ。
メンバー間の仲の良さがにじみ出る優しい楽曲に心癒された方も多いのではないでしょうか。
今回は、『GLAY』の楽曲、『RHAPSODY』のレビューです。
※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY
『RHAPSODY』の全体概要
基本情報
アーティスト | GLAY |
曲名 | RHAPSODY |
演奏時間 | 5:18 |
作詞 | TAKURO |
作曲 | TAKURO |
編曲 | GLAY & 佐久間正英 |
『RHAPSODY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BELOVED | 12 |
REVIEW-BEST OF GLAY | 8 |
オリジナルアルバム『BELOVED』の12曲目に収録。本作『RHAPSODY』がアルバム『BELOVED』の最終トラックになります。
そして売れに売れまくったベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』にも収録。
※『RHAPSODY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
8ビートのアップテンポな1曲、『RHAPSODY』。
夏っぽい曲だなと思っていましたが、歌詞を改めて見てみると、”夏”とか”サマー”ってワードは出てこないってことに気づきました。でも、この『RHAPSODY』を聴くと、晴れ渡る青い空と海が頭の中に浮かんでくるんですよね。
言葉ではなく、曲の雰囲気でさわやかな開放感を表現している、そんな1曲です。
3rdアルバム『BELOVED』では最終トラックに収録されており、アルバムを明るく締める役割を担っています。
『BELOVED』は、9曲目に『春を愛する人』、10曲目に『カーテンコール』、11曲目に『都忘れ』と、後半にバラード系の名曲ラッシュが来ますが、アップテンポな『RHAPSODY』を12曲目の最終トラックに配置することで、『GLAY』というバンドは飽くまでもロックバンドなんだということを主張しているように思えます。
ベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』には、アルバム『BELOVED』から本作『RHAPSODY』が選ばれて収録されています。
名曲という意味では『春を愛する人』や『カーテンコール』なんかに軍配が上がりそうですが、ロックバンドのベストアルバムということで、アップテンポな楽曲を選択したということでしょうかね。
バラード系の楽曲は、『BELOVED』、『ずっと2人で…』、『HOWEVER』等の収録を優先させ、他に入る余地がなかったのかもしれません。
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『RHAPSODY』収録アルバムレビューリンク
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