伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『BACTERIA』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『BACTERIA』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | BACTERIA |
演奏時間 | 5:39 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
『BACTERIA』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 10 |
KING OF PSYBORG ROCK STAR | 8 |
We Love hide 〜The Best in The World〜 (DISC 2) | 6 |
オリジナルアルバム『PSYENCE』の10曲目に収録。
非シングル曲ながら、いくつかのベストアルバムにも収録されています。ただし、『hide』のベストアルバムで最も有名な作品と思われる『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』には未収録。
※『BACTERIA』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ハイテンションのまま突っ走る5分半!
アルバム『PSYENCE』の目玉作品の一つと言っても過言ではない、そんな1曲が本作『BACTERIA』です。
2ndアルバムである『PSYENCE』をリリースした後、『hide』は1年以上間隔を開け、『hide with Spread Beaver』として再活動を始めます。そのため、アルバム『PSYENCE』は、『hide』名義の活動において一つの区切り的な意味を持つ作品という言えるわけです。
そんなアルバム『PSYENCE』収録曲の中でも特に大きな輝きを放つのが本作『BACTERIA』。
『PSYENCE』という理系チックなアルバム名も、この『BACTERIA』という生物学的な香りのする曲名引っ張られているんじゃないかと思うくらいです。
本作『BACTERIA』は、『X JAPAN』とは違う『hide』ならではの楽曲の魅力を5分半という割と長めな演奏時間でがっつり聴かせてくれます。
おもちゃ箱をひっくり返したような“ハチャメチャ感”と『BACTERIA』という語感が醸し出す“奇怪さ”のブレンドがまさに『hide』の世界観そのもの。
『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』の収録曲から漏れてしまっているのが非常に惜しいと感じる、そんな1曲です。
スーパー ソニック スライミ ゴーゴー!
『BACTERIA』収録アルバムレビューリンク
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