2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤たちを超える作品を作るために時間をかけているものと信じて待っていたいですね。
(*)追記:『9999』が2019/4/17に発売されました!
今回は、アルバム『PUNCH DRUNKARD』の4曲目、『ゴージャス』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『ゴージャス』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | ゴージャス |
演奏時間 | 4:15 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
初出はアルバム『PUNCH DRUNKARD』。
その後15thシングル『離れるな』のカップリングとして収録されています。
『ゴージャス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PUNCH DRUNKARD | 4 |
オリジナルアルバム『PUNCH DRUNKARD』の4曲目に収録。
※『ゴージャス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『ゴージャス』という曲名がついてますが、楽曲はシンプルなロックサウンド。
曲名だけ見ると重厚なストリングスを使用した『ゴージャス』な音で攻める楽曲なのかなと思ってしまいそうですが、全然そんなことはありません。
製作側の意図かはわかりませんが、そんなシンプルなサウンドだからこそ、曲名や歌詞中に出てくる『ゴージャス』という言葉に、何かしらの皮肉めいたものを感じてしまいます。
アルバム『PUNCH DRUNKARD』はヘビーでサビのわかりにくい楽曲が多い中、本作『ゴージャス』はけっこう軽めでサビがわかりやすい作りになっているというのも、より一層『ゴージャス』という言葉に皮肉を感じます。
そんな『ゴージャス』、何を歌っているかというと、吉井和哉節の効いた下ネタです。
元々アルバム『PUNCH DRUNKARD』自体、下ネタの楽曲が多数収録されているんですけどね。そしてどれもが非常に軟派な下ネタ 笑。
本作は行き当たりばったりの関係を描いたものと思われますので、やはり『ゴージャス』というのは皮肉なのでしょう。
高級ディナーを食べて高級ホテルを予約して…という話なら確かに『ゴージャス』ですが、それはきっちり順序を踏んだ関係の人がやることのはず。本作のように行き当たりばったりの関係なら、適当に見つけたホテルに飛び入りするとか、どっちかの家に転がり込むとか、そういう展開になるはずですからね。『ゴージャス』とは無縁なノリです。
それゆえ、「紅茶」一杯程度に『ゴージャス』と感じると。今作に登場する『ゴージャス』という言葉にはそんな皮肉が込められている気がします。
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『ゴージャス』収録アルバムレビューリンク
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