2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新作をリリースしてくれていますね。
この復活を機に、イエモンの楽曲の魅力が再評価されることを影ながら願っています。
今回は、アルバム『FOUR SEASONS』の11曲目、『空の青と本当の気持ち』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『空の青と本当の気持ち』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 空の青と本当の気持ち |
演奏時間 | 5:36 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 菊地英昭 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
作曲はギター担当の菊地英昭。
『空の青と本当の気持ち』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
FOUR SEASONS | 11 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (DISC 1) | 14 |
オリジナルアルバム『FOUR SEASONS』の11曲目に収録。
また、ベストアルバム『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録されています。
『FOUR SEASONS』、『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』どちらも最終トラックでの収録です。
※『空の青と本当の気持ち』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
少し乱暴で、少し自己中で、そして少し感傷的な、そんな楽曲『空の青と本当の気持ち』。
言葉の選び方とその組み合わせがとってもツボな1曲です。Aメロの乱暴で自己中な言葉と、サビの感傷的な言葉の組み合わせが本当に素敵。
少女漫画ではないですけど、普段はぶっきらぼうな不良が捨て犬に優しくしているところを偶然見かけて、その姿に不本意ながらときめく主人公みたいな。本作『空の青と本当の気持ち』を聴いているとそんな気持ちに近い感情を味わっているような気がします。
正直なところ、アルバム『FOUR SEASONS』は中だるみが気になる構成だなと個人的には感じているわけですが、ラスト2曲の『Father』と本作『空の青と本当の気持ち』にはやはり耳を奪われてしまいます。
『空の青と本当の気持ち』がアルバム『FOUR SEASONS』の最終トラックを務めていること、このことが、同アルバムの評価にプラスの働きをしていると考えて間違いないでしょう。
あと、『空の青と本当の気持ち』について、もう一つ言及しておきたいことがあります。
イエモンのトリビュートアルバム『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』についてです。
『星羅』というアーティストがカバーした『空の青と本当の気持ち』が収録されているのですが、これがとんでもなく名カバー。
アコースティックギターを中心としたシンプルなアレンジなのですが、それがまた『空の青と本当の気持ち』が持つ世界観の輪郭をよりはっきりと際立たせています。『星羅』のカバーを初めて聴いたとき、改めて『空の青と本当の気持ち』の良さを再確認できました。
原曲とアレンジが全く違うので、受け付けない人は受け付けないかもしれませんが、私は余裕でアリアリ。アリアリ過ぎて大好きなカバーです!
『空の青と本当の気持ち』収録アルバムレビューリンク
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