女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。
1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に解散しました。『JUDY AND MARY』と同時期に解散した多くのバンドが再結成を遂げ続ける中、このバンドは復活の気配すら感じられないまま今に至っています。
今回は、『JUDY AND MARY』の楽曲、『mottö』のレビューです。
※『JUDY AND MARY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/JUDY AND MARY
『motto』の全体概要
基本情報
アーティスト | JUDY AND MARY |
曲名 | mottö |
演奏時間 | 3:02 |
作詞 | Tack and Yukky |
作曲 | TAKUYA |
編曲 | TAKUYA |
20thシングル。
曲名の本来の表記は最後の”o”が” ö “になります。
『motto』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
WARP | 8 |
The Great Escape -COMPLETE BEST- (DISC 01) | 4 |
COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」 (DISC 02) | 8 |
メジャー6thアルバム『WARP』の8曲目に収録。
※『mottö』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
左チャンネルのうるさいギターが素敵な1曲、『mottö』。
ギターの自己主張の激しさは、『JUDY AND MARY』のシングル楽曲随一ではないでしょうか 笑。
とは言え、TAKUYAのギターは『JUDY AND MARY』のサウンドの要ですから、ここにスポットライトがガッツリ当たっている本作『mottö』は約3分というコンパクトな演奏時間ながらも聴きごたえは十分あります。
後はもう、『JUDY AND MARY』のシングル楽曲らしく、メロディーがすごくキャッチーです。
特にBメロのキャッチーさは耳に残りますよね。それっぽい導入を付ければサビとして採用されていてもおかしくないくらいにキャッチーなメロディーです。
本作『mottö』を少しでも耳にしたことがある方なら、サビじゃなくてBメロを聴くだけでも、”ああ、この曲ね”となるのではないでしょうか。
そして、そんなキャッチーなBメロをしのぐほど強烈なサビがあるというのが本作『mottö』の恐ろしいところ。
「mottö」と「もっと」を掛けた歌詞が、シンプルながらもメロディーに非常にマッチしていて気持ちいいです。1度聴いてしまえば、確実に記憶に残るインパクトがあります。
本作『mottö』のリリースから約1か月後に『JUDY AND MARY』の解散が発表されるわけですが、こんな名曲を世に出しておいてからの発表ですので、当時のファンはさぞ悔しい思いをしたことでしょうね…。
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『motto』収録アルバムレビューリンク
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