ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、活動が再開され現在に至ります。
ちなみに、1994年は『黒夢』の他に『GLAY』や『L’Arc〜en〜Ciel』がメジャーデビューを果たした年でもあります。
今回は、『黒夢』の楽曲、『LOVE SONG』のレビューです。
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『LOVE SONG』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | LOVE SONG |
演奏時間 | 4:19 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 人時 |
編曲 | 黒夢 & 佐久間正英 |
『LOVE SONG』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
feminism | 6 |
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【SOFT DISK】 | 4 |
アルバム『feminism』の6曲目に収録。
※『LOVE SONG』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『LOVE SONG』という曲名を見るとついついラブバラードを連想してしまいますが、そんな予想とは裏腹に(?)、本作はスピード感のあるロックでキャッチーな1曲となっています。
『LOVE SONG』なんてズバリなタイトル、バンド人生をかけた渾身のバラードのために大事に取っておきそうな気もしますが、アルバムの1曲でしれっと使ってしまうあたりが漢(オトコ)らしいですよね 笑。
例えば『LUNA SEA』にも『LOVE SONG』という楽曲がありますが、こちらは解散前のラストシングルという重要な立ち位置をもらっています。
本来はそれくらい特別感のある楽曲にあてがうタイトルだと思いますが、『黒夢』的には『LOVE SONG』というフレーズに対し、そこまで慎重に扱う必要を感じなかったのかもしれません(決して本作『LOVE SONG』が適当のやっつけで作られているというわけではないです)。
本作『LOVE SONG』、聴き心地的には同アルバムの3曲目の『feminism』に近いでしょうか。疾走感のあるイントロやサビはもちろん、Aメロの控えめなアレンジ、サビに向かって徐々に盛り上がるBメロなど、楽曲の緩急のつけ方も近いかなと思います。
一方、『feminism』は歌謡曲テイストが強い分、少しクセがあって好き嫌いが分かれるかもしれません。
本作『LOVE SONG』はベストアルバムにも収録されている通り、取っつきやすさという点ではこちらの方に軍配が上がると思います。
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『LOVE SONG』収録アルバムレビューリンク
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