日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『LOVE FLIES』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『LOVE FLIES』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | LOVE FLIES |
演奏時間 | 4:54 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
18thシングル。
『LOVE FLIES』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REAL | 5 |
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1998-2000 | 11 |
オリジナルアルバム『REAL』の5曲目に収録。
※『LOVE FLIES』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ミリオンヒットを飛ばしまくった『L’Arc〜en〜Ciel』の90年代。その90年代最後のシングル作品が本作『LOVE FLIES』です。
しかしながら、売上枚数は約51万枚と、当時のラルクにしてはそこまで売上の奮った作品とはなりませんでした。
シングル作品の割にはちょっとスルメっぽい楽曲だからでしょうかね。
洋楽っぽいロックサウンドがかっこいい楽曲なのですが、ミドルテンポで譜割のゆったりとした歌メロになっています。『HONEY』のようなわかりやすい疾走感を楽しめるタイプではないロック楽曲という点が売上不振(当時にしては)につながったのかと思われます。
ところで、本作『LOVE FLIES』という楽曲を私が知ったのは中学生のときだったのですが、「FLIES」という英単語の意味がわかりませんでした。単語の意味を調べようと辞書(当時はもちろん紙)を引いても、「FLIES」という語は載っていなかったのです。
もちろん今では、”FLYという単語にsがくっ付いて変形した語が「FLIES」”と理解できます。辞書を引くなら変形後の「FLIES」ではなく原型の”FLY”を参照しなければならなかったというわけですね。
しかしながら、『LOVE FLIES』で用いられている「FLIES」は“動詞のFLYが三人称単数現在形に変化したもの”なのか、“名詞のFLYが複数形で変化したもの”なのか、その違いは未だにはっきりわかりません。
参考までに、Google翻訳で”love flies”の翻訳結果を尋ねてみたところ、“愛するハエ”と返ってきました。「FLIES」を名詞で理解した形でしょうが…この訳はきっと違うでしょう 笑。
本作『LOVE FLIES』の歌詞中には「I feel Love flies」という表現で本曲名が出てきます。この場合、「flies」を動詞の意味で解釈すれば、”愛が飛ぶのを感じる”となり、違和感のない日本語になります。
ということで、今のところは「FLIES」は“動詞のFLYが三人称単数現在形に変化したもの”として理解しておこうと思う次第です。
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『LOVE FLIES』収録アルバムレビューリンク
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