日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『milky way』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『milky way』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | milky way |
演奏時間 | 4:29 |
作詞 | tetsu |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
hydeではなくベースのtetsu(現tetsuya)が作詞を担当している珍しい曲。
『milky way』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HEART | 9 |
オリジナルアルバム『HEART』の9曲目に収録。
※『milky way』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名の『milky way』は、”天の川”を意味する言葉です。『milky way』を直訳すれば”ミルクの道”ですが、これで”天の川”を指す語源はギリシャ神話に由来するそうです。
その辺の詳細はWikipediaをどうぞ。天の川/Wikipedia
ラルクの楽曲と言えばhydeがほとんどの曲を作詞しているのですが、本作『milky way』はベースのtetsuya作詞となっています。
hydeの描く幻想的で、ある種抽象的な世界観と異なり、本作のtetsuyaの直球な言葉選びがアルバムの中で個性を放っていますね。
限りなくJ-POP的な香りが漂います。少なくとも当時のhydeなら使わないだろうなという言葉の選び方です。
ただ、そんな曲もhydeが歌えばやっぱり『L’Arc〜en〜Ciel』の楽曲として成立しちゃうわけで。
やっぱり、ボーカルの声質や歌い方ってバンドの色を左右する重要な要素なんだって、改めて気付かされます。
ちょっと否定的な方向で落ち着きそうな流れですが、決して本作『milky way』を悪く言うつもりはないです。こういうポップな曲がアルバムにあることで、『HEART』がより個性的で完成度の高い仕上がりになっているんだと思っています。
いくら『虹』や『fate』が名作でも、こういう雰囲気の曲ばっかりじゃ聴き手も飽きちゃって、『HEART』がアルバム一枚としてここまで高い評価を得ることはできなかったのではないでしょうか。
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『milky way』収録アルバムレビューリンク
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