日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Round and Round』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Round and Round』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Round and Round |
演奏時間 | 3:25 |
作詞 | hyde |
作曲 | hyde |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano |
アルバム『True』収録曲の中で最も演奏時間が短い楽曲が本作『Round and Round』。
『Round and Round』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
True | 3 |
オリジナルアルバム『True』の3曲目に収録。
※『Round and Round』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
初期ラルクの”触れたら壊れそうな美少年”的イメージとは裏腹に、やんちゃな一面を見せ始めた楽曲が本作『Round and Round』。
そのやんちゃっぷりが最もよくわかるのが、やはり言葉使いでしょうか。なんと、「ママ」というワードが出てきます…!
いや、確かに2019年現在のラルクなら、歌詞に「ママ」という言葉が出てきたって驚きはしないです。
しかし、本作『Round and Round』は1996年の作品なんです。メジャー1stアルバムの『Tierra』で空中浮遊願望を披露してからまだ2年程しか経っていない、そんなタイミングです。
俗世からの解脱に成功した方々かと思いきや、いつの間にか庶民的なワード「ママ」を使う程にまでこちら側に来ていたのですね…。
アルバム『True』のリリース当初、以前に比べてポップになったと言われていましたが、その理由にはこういった“言葉使いの変化”が一つの要因になっていたのでしょう。
ただ、この『True』がラルクとして初めてのミリオンヒットを記録し、その後日本を代表するロックバンドにまで成長したことを考えると、ポップ方面への路線変更は間違った選択ではなかったと思われます。
そんなラルクの歴史に思いを馳せながら、”ラルクのバンドとしての岐路”という観点で今一度本作『Round and Round』を聴いてみると、また新しい感想が生まれるかもしれませんね。
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『Round and Round』収録アルバムレビューリンク
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