2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンドのイメージを左右していた印象でしたが、2010年の復活後は5人の個性がバランスよく発揮されたキレイな形で快進撃を続けているのが嬉しいですね。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『Providence』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『Providence』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | Providence |
演奏時間 | 3:08 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
本作『Providence』がアルバム『EDEN』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲になります。
『Providence』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
EDEN | 10 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 2) | 9 |
オリジナルアルバム『EDEN』の10曲目に収録。
※『Providence』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
バイオリンが紡ぐメロディーが印象的な1曲、『Providence』。
バンド内にバイオリンが弾けるメンバー(SUGIZO)がいるというのは『LUNA SEA』の大きな強みですよね。
本作『Providence』のようなバイオリンの音色を前面に押し出す楽曲を製作する際にわざわざ外部から人を呼んでこなくてもバンド内で完結しますし、何と言ってもライブで再現するときもメンバーだけで演奏しきれるというのが凄いところです。
そういうわけもあってか、本作『Providence』は『LUNA SEA』ライブセットリストの常連楽曲となっています。
また、楽曲の多様性という意味でも本作『Providence』の存在価値は大きいかと思います。
普通のロックバンドなら、ギターを置き去りにしてバイオリンメインの楽曲を世に送り出すとなると、やはり多少の抵抗がメンバー側にもリスナー側にもあるものではないでしょうか。
それが、『LUNA SEA』にはバイオリンを弾けるメンバーがバンド内にいるわけですから、本作『Providence』のような楽曲を堂々と“『LUNA SEA』の作品”として提示できるんですよね。
リスナー側もバイオリンの音色に対して”ああ、SUGIZOが弾いてるんだな”と認識できるので、間違いなく『LUNA SEA』の作品として受け入れられるはず。
本作『Providence』、『LUNA SEA』が単なるロックバンドではないことを非常にわかりやすく感じ取れる1曲だと思います。ぜひ、聴いてみてください。
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『Providence』収録アルバムレビューリンク
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