個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/ミドリ

投稿日:2017年6月4日 更新日:

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!!

女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドです。現在、福岡を拠点に活動しているようですが、人気は全国区レベルと言っても過言ではありません。

今回は『ミドリ』の個別楽曲レビューです。

※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ

water-plant

『ミドリ』の全体概要

基本情報

アーティストポルカドットスティングレイ
曲名ミドリ
演奏時間4:03
作詞
作曲
編曲ポルカドットスティングレイ

カタカナで表記された『ミドリ』という文字を見ると、中学校の理科で出てきた”ミドリムシ”を思い出します。きっと本楽曲とは何の関係もないと思いますが。。。

『ミドリ』収録アルバム

アルバム名トラック#
大正義2
有頂天14

ミニアルバム『大正義』の2曲目です。

アルバム『有頂天』のCD限定ボーナストラックとして”高校3年生 ver.”が収録されています。

※『ミドリ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

「きみ」への恨みを歌い上げています。

「羨ましい」という言葉が出てきているので、”恨み”というよりは”嫉妬”という言葉の方が近いかもしれません。しかも、かなり殺意の混じった危ない嫉妬のようで、「きみ」の溺死、轢死を望んでいるようです。病んでますね…。

曲中に本曲名の『ミドリ』という単語は出てきませんが、「きみ」の名前が『ミドリ』さんなのかなと思ってしまいます。

サウンド的にはイントロの単音ギターフレーズが今までの『ポルカドットスティングレイ』にはない新しい音色になっています。

他の楽器に例えるなら、電子ピアノっぽい音でしょうかね。能天気なような不気味なようなでおもしろい音色です。

ギターソロではこのイントロのフレーズをモチーフにしながら、音色はギュイギュイ系で伸びやかなプレイングを決めてくれます。ここはさすが『ポルカドットスティングレイ』のギターソロって感じでかっこいいです!

『大正義』では1曲目の『エレクトリック・パブリック』に続く2曲目に配置されています。

『エレクトリック・パブリック』は以前の楽曲に比べて椎名林檎色が薄れた印象を持ちましたが、本作『ミドリ』は歌詞といい歌い方といい、これまでの椎名林檎感を彷彿とさせる仕上がりになっているように感じました。

『エレクトリック・パブリック』で新しい『ポルカドットスティングレイ』を垣間見ることができたので、この路線でアルバムが作られているかと思ったら、そうでもないみたいですね。

Amazonで試聴できます。

『ミドリ』収録アルバムレビューリンク

※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】黒夢/くちづけ

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/BUNCHED BIRTH

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! バンド名からして皮肉たっぷりですが、楽曲もバンド名に負けず劣らずの皮肉な内容が多いです。ただ、しっかり芯を捉えた言葉は胸にとっ …

【個別楽曲レビュー】B’z/太陽のKomachi Angel

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/スレッドダンス

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 とは言え、有名人が不倫 …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/ファントム

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。