日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
再結成後もレジェンドとしての貫禄を見せつけ続けてほしいですね。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
目次
『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~ |
演奏時間 | 1:02 |
作詞 | – |
作曲 | PATA |
編曲 | PATA |
アコースティックギター一本のインスト曲。
アルバム『Jealousy』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲です。
『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Jealousy | 5 |
メジャー2ndオリジナルアルバム『Jealousy』の5曲目に収録。
※『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『X JAPAN』のギタリストと言えば、今は亡きHIDEや『LUNA SEA』との掛け持ちをしているSUGIZOの知名度が高いかと思われます。しかし、『X JAPAN』の歴史をギタリストとして最も長く支え続けているのは本作『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』の作曲者であるPATAです。
再結成後の『X JAPAN』で言えば、PATAはYOSHIKI、Toshlに次ぐ古株なのですが、今まで『X JAPAN』としてリリースされた楽曲の内、PATAが作曲したものはほんのわずかです。
そういった意味では、PATA作曲の本作『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』はかなり珍しいタイプの楽曲と言えそうです。
さらに本作の異端なところは、アコースティックギターのみで演奏されたインスト曲だということ。
『X JAPAN』の楽曲でインスト曲というのは特にレアというわけではありません。オリジナルアルバムにはだいたい何曲かインスト曲が収録されていますので。
それよりも、アコースティックギターのみで演奏というのが異端なのです。一般的に『X JAPAN』ってアコースティックギターのイメージが無いと思いますし、実際の楽曲も圧倒的にエレキギターの方が使われています。
アルバム『Jealousy』では、本作『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』に続いて『Voiceless Screaming』が収録されています。
こちらも『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』と同じくアコースティックギターを前面押し出した楽曲になっており、本作『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』が次曲『Voiceless Screaming』の前奏的な立ち位置になっているようです。
アルバムの中盤にあたるところで『X JAPAN』のイメージに無いアコースティックな楽曲が続けて登場する、ここにアルバム『Jealousy』の独特な個性の秘訣があるような気がします。
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『White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~』収録アルバムレビューリンク
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