アルバムレビュー

【アルバムレビュー】Every Little Thing/eternity

投稿日:2019年4月28日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。

2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが、とどまることなくコンスタントに活動を続けるユニットというのは、今や希少な存在ではないでしょうか。

今回は、『Every Little Thing』のアルバム、『eternity』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

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『eternity』の全体概要

アーティストEvery Little Thing
アルバム名eternity
発売日2000/3/15
収録曲数11
演奏時間49:01

3rdアルバム

演奏時間はトータル49:01。京浜東北線で東京・山手間とだいたい同じくらいの時間です。

レビュー

『eternity』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1Pray★★★★★5
2Reason★★★★☆4
3switch (Album Mix)★★★★☆4
4Just be you★★★☆☆3
5The One Thing★★★☆☆3
6Get Into A Groove★★★★★5
7Rescue me★★★★☆4
8Smile Again★★★☆☆3
9sure (Orchestra Version)★★★☆☆3
10Who cries for me? (Pray Reprise)★★★☆☆3
11sure (Are you sure? Mix)★★☆☆☆2

14thシングル『sure』のアルバムバージョンが#9に収録されている上、#11にリミックスの『sure (Are you sure? Mix)』が収録されているというのは、やはり蛇足と思えてしまう…。

※『eternity』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『eternity』全体の感想

1stアルバム『Everlasting』、2ndアルバム『Time to Destination』と五十嵐充が楽曲制作のほとんどを担当してきましたが、3rdアルバムの本作『eternity』ではELTのメンバー全員が楽曲制作に携わるようになりました。

これ以降、五十嵐充が脱退し、ELTの楽曲制作からもしばらく身を引くようになりますので、まさに本作『eternity』はELT過渡期の作品と言えるでしょう。

それが原因かわかりませんが、本作『eternity』はかなり薄味という印象。

五十嵐充在籍時の作品ですので、アレンジは初期ELTに通じる派手なシンセサウンドなのですがね。歌メロの爆発力という意味では、過去のアルバム収録曲に比べると少々見劣りするかなという感じです。

ただ、そんな薄味な仕上がりも決して悪くはありません。BGM的にさらっと聴く分には丁度いいです。

それから、持田香織の声や歌い方も本作『eternity』の頃が最もクセが無いような気がします。これも『eternity』がいい意味で薄味に感じる理由の一つかもしれませんね。

Amazonで試聴できます。

『eternity』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。