2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!!
復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていってほしいです。
一見ふざけているようで、でも実は芯を捉えた歌詞も魅力の一つですね。下手にかっこつけてない言葉だからこそ、胸にとっても響きます。
今回は『THE YELLOW MONKEY』の個別楽曲、『BURN』のレビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『BURN』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | BURN |
演奏時間 | 5:15 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
13thシングル。
本作『BURN』は約67万枚を売り上げ、『THE YELLOW MONKEY』のリリースしたシングルで最も売れた1枚になりました。
この約67万という数字、都市で言えば東京都足立区の人口くらい、都道府県で言えば、島根県の人口に匹敵します。
『BURN』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PUNCH DRUNKARD | 10 |
GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 | 3 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 1) | 7 |
イエモン-FAN’S BEST SELECTION- | 7 |
THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST | 7 |
オリジナルアルバム『PUNCH DRUNKARD』の10曲目に”Album Version”で収録。
※『BURN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『BURN』という単語、自動詞として使うときは”燃える”と訳す一方、他動詞として使うときは”燃やす”と訳します。他動詞の用法では目的語が必要ですね。つまり、”燃やす”対象が何なのか示す必要があるということ。
本作『BURN』は後者の意味です。
目的語は「思い出」。
つまり、「思い出」を燃やす歌です。
曲中で語られる思い出は、具体的に描かれてはいないにせよ、とても素敵なものだったということが伝わってきます。
キレイな思い出のノスタルジーに浸る曲は多々あれど、思い出を燃やしてしまおうっていう歌はなかなかないのではないでしょうか。
一見過激な表現ですが、きっと、本当は前向きな作品なんだと思います。
素敵な思い出を自ら断ち切って、一歩踏み出そうとする曲。
大人になって歳を取るほど、本作『BURN』で歌われている内容が心に沁みてきます。若かった頃には見過ごしていた魅力に最近気づきました。
『THE YELLOW MONKEY』が得意とする歌謡曲風ロックなサウンドも非常によくマッチしてかっこいいです。
『BURN』収録アルバムレビューリンク
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