エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。
エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。
このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!
そして…今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『女々しくて』のレビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『女々しくて』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | 女々しくて |
演奏時間 | 4:09 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
7thシングルの表題曲になった後、さらに11thシングルの表題曲にもなりました。
『女々しくて』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデンベスト〜Pressure〜 | 2 |
ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜 | 8 |
ゴールデン・アルバム | 11 |
『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の11曲目にはK-POPバージョンで収録。
『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の初回限定版には広東風の『女人气 -「女々しくて」広東風バージョン-』がボーナストラックとして収録されています。
※『女々しくて』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
文句なしで『ゴールデンボンバー』の代表曲『女々しくて』。
まず、『女々しくて』という曲名が秀逸です。本作に限らず、『ゴールデンボンバー』の曲の内容って多くが”女々しい”んですよね。そんな中、『女々しくて』という曲名を授かったこの曲は、まさに『ゴールデンボンバー』の代表曲になるべくしてなった、そんな気がします。
曲の構成も、いわゆる代表曲に多いタイプですね。印象に残るパートがサビとは別に存在していて、このパートがオープニングやサビの後に入ってくる構成です。
本作『女々しくて』で言えば、冒頭の「女々しくて」と繰り返す箇所がそれに当たります。これがサビかと思いきや、本当のサビは「愛されたいね…」の部分なんですよね。そしてこの直後に「女々しくて」パートが再登場し、改めてこの曲が『女々しくて』というタイトルを持つことを印象付けます。
これ、あの『AKB48』の代表曲、『会いたかった』も同じような構成を取っています。
「会いたかった~」と曲名を連呼する部分をオープニングに配置して印象付けながら、本当のサビはこれとはまた別に存在しているんですよね(「好きならば…」で始まるところ)。
『女々しくて』も『会いたかった』も、1曲に2種類のサビを持っているようなものと言えます。サビが2種類あれば印象に残るのは当然と思うかもしれませんが、2種類のサビをどちらも殺さないように共存させるのって、けっこう難しい作りなんじゃないかなって思います。
これが上手いこと出来たら、作曲家は楽しいでしょうね 笑。
あと、『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』には『女々しくて』のK-POPバージョンが収録されています。
アルバムの曲数かせぎかと思いきや、しっかりMVまで用意してあるのはさすがです 笑。
『女々しくて』収録アルバムレビューリンク
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー