個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/女々しくて

投稿日:2017年9月13日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

そして…今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『女々しくて』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

traffic-lights

『女々しくて』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名女々しくて
演奏時間4:09
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

7thシングルの表題曲になった後、さらに11thシングルの表題曲にもなりました。

『女々しくて』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデンベスト〜Pressure〜2
ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜8
ゴールデン・アルバム11

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の11曲目にはK-POPバージョンで収録。

『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の初回限定版には広東風の『女人气 -「女々しくて」広東風バージョン-』がボーナストラックとして収録されています。

※『女々しくて』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

文句なしで『ゴールデンボンバー』の代表曲『女々しくて』。

まず、『女々しくて』という曲名が秀逸です。本作に限らず、『ゴールデンボンバー』の曲の内容って多くが”女々しい”んですよね。そんな中、『女々しくて』という曲名を授かったこの曲は、まさに『ゴールデンボンバー』の代表曲になるべくしてなった、そんな気がします。

曲の構成も、いわゆる代表曲に多いタイプですね。印象に残るパートがサビとは別に存在していて、このパートがオープニングやサビの後に入ってくる構成です。

本作『女々しくて』で言えば、冒頭の「女々しくて」と繰り返す箇所がそれに当たります。これがサビかと思いきや、本当のサビは「愛されたいね…」の部分なんですよね。そしてこの直後に「女々しくて」パートが再登場し、改めてこの曲が『女々しくて』というタイトルを持つことを印象付けます。

これ、あの『AKB48』の代表曲、『会いたかった』も同じような構成を取っています。

「会いたかった~」と曲名を連呼する部分をオープニングに配置して印象付けながら、本当のサビはこれとはまた別に存在しているんですよね(「好きならば…」で始まるところ)。

『女々しくて』も『会いたかった』も、1曲に2種類のサビを持っているようなものと言えます。サビが2種類あれば印象に残るのは当然と思うかもしれませんが、2種類のサビをどちらも殺さないように共存させるのって、けっこう難しい作りなんじゃないかなって思います。

これが上手いこと出来たら、作曲家は楽しいでしょうね 笑。

あと、『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』には『女々しくて』のK-POPバージョンが収録されています。

アルバムの曲数かせぎかと思いきや、しっかりMVまで用意してあるのはさすがです 笑。

『女々しくて』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/グロリアス

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューが『X JAPAN』のYOSHIKIプロデュースだったこともあり、ヴィジュアル系というカテゴリーに分類される …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/LOVE LOVE SHOW

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤た …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/モノクローム

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】GLAY/Miki Piano

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2 …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/LOVER SOUL

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。