日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『STAY AWAY』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『STAY AWAY』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | STAY AWAY |
演奏時間 | 3:59 |
作詞 | hyde |
作曲 | tetsu |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
20thシングル。
MVのダンスが印象的です。2000年リリースの曲なので、今見るとCGの処理に不自然なところが目立ちますが、当時はかなり衝撃的でした。
『STAY AWAY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REAL | 7 |
Clicked Singles Best 13 | 12 |
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1998-2000 | 14 |
TWENITY (2000-2010) | 3 |
WORLD’S BEST SELECTION | 9 |
オリジナルアルバム『REAL』の7曲目に収録。
※『STAY AWAY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
私が勝手に“ラルク進行”と呼んでいるコード進行が多用された1曲、『STAY AWAY』。
ラルク進行ってのは、メジャーコードを3つ、1音ずつ上昇するように繋げる進行です。ちょっと作曲家っぽい言葉を使うなら”Ⅵ♭→Ⅶ♭→Ⅰ”という表現になりますかね。キーが”C”なら、”A♭→B♭→C”というコード進行になります。
この進行、『STAY AWAY』以外だと、『虹』のCメロや『DIVE TO BLUE』の大サビに使われています。
お手元に楽器があれば弾いてみてください。独特の浮遊感がラルクっぽいです。
本作『STAY AWAY』のサビはずっとこの進行です。
このラルク進行をある意味愚直に繰り返すことで、浮遊感とともにシンプルなロックの力強さを共存させているように思います。
そして最後のサビで転調を入れ、曲全体のメリハリをつけてるところも憎いですね。繰り返しのコード進行で聴き手が浮遊感に慣れ切ったところでさらにもう一段上へ浮遊するといった感じです。
Amazonで試聴できます。
『STAY AWAY』収録アルバムレビューリンク
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel