2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンドのイメージを左右していた印象でしたが、2010年の復活後は5人の個性がバランスよく発揮されたキレイな形で快進撃を続けているのが嬉しいですね。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『RECALL』のレビューです。
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『RECALL』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | RECALL |
演奏時間 | 4:58 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
『RECALL』という曲名は、欠陥商品を回収の”リコール”ではなく、おそらく”回想”の意味。
『RECALL』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
EDEN | 4 |
オリジナルアルバム『EDEN』の4曲目に収録。
※『RECALL』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
スローテンポな楽曲『RECALL』。
ボヤっとしたシンセの音と、空間系のエフェクターががっつりかかったギターの音がふわふわとした“夢見心地”な雰囲気を演出しています。まさに『LUNA SEA』っぽさ満開の聴き心地の楽曲ではないでしょうか。
ただ、”楽曲の盛り上がり”という意味では少々物足りなさを感じてしまうのも事実。
本作『RECALL』は、良くも悪くもふわっとした”夢見心地”な雰囲気を一定に保ち続けており、それが約5分続きますので、全体としてのっぺりとした単調な印象が強いんですよね…。
いや、もちろん、それがこの楽曲の魅力なのは理解できますが…。
別にわかりやすい歌メロのサビを求めているわけではないんです。
同じ『LUNA SEA』の楽曲で言えば、例えば『RAIN』とか『Ray』みたいな、一見地味ながらも途中にグイっと盛り上げる箇所があるともっと好きになれたのにな…というのが正直な感想です。
一方、歌詞の面ではお気に入りのフレーズがあります。
Bメロに登場する「手足を忘れ」という一言です。
気取った単語でもなんでもないんですけど、”夢見心地”を表現した、絶妙な言い回しだと思います。本作『RECALL』のふわっとした聴き心地にもピッタリの名フレーズ。
確かに、夢を見ているときって、自分の「手足」の存在を忘れていますもんね。幻想的なようで実はリアリティも併せ持ったキラーフレーズだと思うのですが、いかがでしょうか。
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『RECALL』収録アルバムレビューリンク
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