個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/NEO UNIVERSE

投稿日:2017年6月19日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『NEO UNIVERSE』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

centaurus

『NEO UNIVERSE』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名NEO UNIVERSE
演奏時間4:09
作詞hyde
作曲ken
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

両A面としてリリースされた19thシングルの片側。もう片側は映画”リング0 バースデイ”の主題歌『finale』。

なお、本シングル総売り上げ枚数は約110万枚に達しています。この数字は東北最大の都市、仙台市の人口に匹敵します。

『NEO UNIVERSE』収録アルバム

アルバム名トラック#
REAL3
Clicked Singles Best 1311
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1998-200012
TWENITY (2000-2010)1

オリジナルアルバム『REAL』の3曲目に収録。

※『NEO UNIVERSE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

これ!これなんですよ!私の『L’Arc〜en〜Ciel』のイメージはこの『NEO UNIVERSE』です!

幻想的で、かつ、美しい

サウンド的には、もうバンドじゃないですよね。電子音バンバン使っています。

本来、ロックバンドがバンド外の音をふんだんに使う曲ってあんまり好意的に捉えられないんですけど、この『NEO UNIVERSE』に限って言えば、そんなことどうでもいい。それくらい美しい曲です。

この美しさの秘訣ってなんでしょう…。

まず一つは、やっぱりhydeの声でしょうか。相変わらずのハイトーンボイスが美しい。機械的で無機質なバックの電子音と良いコントラストになって、より一層映えている気がします。

それから、特筆すべきはベースです。右チャンネルでメロディー奏でているの、ベースですよね(ちょっと自信ない)?本来の低音を支えるベースはシンセベースを鳴らしながら、それと同時に右チャンネルで高音のベースが伸びやかなメロディーを奏でているんです。”そんな手があったか!”って感じです。まさに新世界『NEO UNIVERSE』!

かなりあからさまにバンド外の音を取り入れているんで、好きになれないファンの人も多い曲なのかなぁと思います。私が『winter fall』に対して抱いている思いみたいに。

でも、なぜか私はこの『NEO UNIVERSE』をすんなりと受け入れることができました。しかもかなり好意的に。

ラルクをFINAL FANTASYに例えるなら4だって話を『Driver’s High』のレビューで出したんですが、『NEO UNIVERSE』は”CGになったFF4″って感じです。ラルクの世界観はそのままに、新しいテクノロジーでバージョンアップってところでしょうか。

本作『NEO UNIVERSE』、とにかく美しいです。

Amazonで試聴できます。

『NEO UNIVERSE』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

-個別楽曲レビュー
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GLAY/Life 〜遠い空の下で〜

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 同郷の友人で組んだバンドが天下を取るという、少年漫画もびっくりの熱いストーリーも『GLAY』の魅力の一つです。青春を …

【個別楽曲レビュー】相対性理論/小学館

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/goodbye and good luck

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/スパイラル

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞 …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/KEY WORD

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。