アルバムレビュー

【アルバムレビュー】ゲスの極み乙女。/魅力がすごいよ

投稿日:2017年7月27日 更新日:

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』

注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。

今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』のレビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

fashion

『みんなノーマル』の全体概要

アーティストゲスの極み乙女。
アルバム名魅力がすごいよ
発売日2014/10/29
収録曲数11
演奏時間38:59

かなり自信に満ちたアルバム名をつけたなという印象。

演奏時間はトータルで38:59です。東海道線で、東京・戸塚間くらいの時間です。10曲を超えるアルバムにしてはトータルの演奏時間が短めという印象です。通勤通学中に1枚を通して聴けてしまう範囲ではないでしょうか。

レビュー

『魅力がすごいよ』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1ラスカ★★★★★5
2デジタルモグラ★★★★★5
3crying match★★★★☆4
4星降る夜に花束を★★★★★5
5列車クラシックさん★★★☆☆3
6猟奇的なキスを私にして★★★★★5
7サリーマリー★★★★☆4
8ruins★★★☆☆3
9アソビ★★★☆☆3
10光を忘れた★★★★☆4
11bye-bye 999★★★☆☆3

本アルバム『魅力がすごいよ』収録曲の中では1曲目の『ラスカ』が1番のお気に入りです。1曲目がいいと、アルバム全体の評価も高くつけてしまいそうです。

好みの問題でしょうが、後半はちょっと失速気味。

※『魅力がすごいよ』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『魅力がすごいよ』全体の感想

奇をてらったバンド名通り、奇をてらった曲が多いイメージのあった『ゲスの極み乙女。』。

そんな中、10曲を超えるアルバムをどうやって聴かせるのか興味深いところだったのですが、結果としてかなりキレイにまとまっている印象を受けました。

MVが作られた『ラスカ』や『デジタルモグラ』、先行シングルの『猟奇的なキスを私にして』はもちろん、その他の曲もしっかり聴きどころのあるものが揃っています。

どの曲にも言えることですが、鍵盤とベースがとっても私好みです。

『列車クラシックさん』や『ruins』など、曲単位での良し悪しの判断が難しい曲もありますが、アルバム全体を通して聴けば、一種のスパイスのような役割を果たしており、悪くないです。

とはいえ、後半の失速は否めないものがあるかなという感想も持ちました。

『ゲスの極み乙女。』っぽい曲がもちろん当バンドの個性なのですが、短時間で何度も聴くと、聴き手の耳も慣れてしまうという意味での失速です。

例えば、#10『光を忘れた』なんかは”またこの手の曲か”と思ってしまったりもします…。この曲、前半に配置されていればまた違った印象を持ったかもしれません。

Amazonで試聴できます。

『魅力がすごいよ』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。