アルバムレビュー

【アルバムレビュー】GLAY/HEAVY GAUGE

投稿日:2018年8月12日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”とは無縁なところも、もはや『GLAY』の個性と言えそうです。”平和なロックバンド”というある意味矛盾したフレーズですら納得して飲み込んでしまえる、そんな懐の深さを『GLAY』には感じますよね。

今回は、『GLAY』のアルバム『HEAVY GAUGE』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

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『HEAVY GAUGE』の全体概要

アーティストGLAY
アルバム名HEAVY GAUGE
発売日1999/10/20
収録曲数12
演奏時間65:38

メジャー5thアルバム。

前作のオリジナルアルバム『pure soul』と同じく、200万枚を超える売り上げを記録したモンスターアルバムです。

演奏時間はトータルで65:38。東海道線で、東京・大磯間くらいの時間です。

レビュー

『HEAVY GAUGE』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1HEAVY GAUGE★★★★★5
2FATSOUNDS★★★★☆4
3SURVIVAL★★★★★5
4ここではない、どこかへ★★★★☆4
5HAPPINESS★★★★★5
6summer FM★★★★★5
7LEVEL DEVIL★★★★☆4
8BE WITH YOU★★★★☆4
9Winter,again★★★★☆4
10Will Be King★★★★★5
11生きがい★★★★★5
12Savile Row 〜サヴィル ロウ 3番地〜★★★★☆4

シングル作品として#3 『SURVIVAL』、#4 『ここではない、どこかへ』、#6 『summer FM』、#8 『BE WITH YOU』、#9 『Winter,again』が収録されていますが、いずれもアルバムバージョンでの収録。

なお、#5 『HAPPINESS』は後にシングルカットされました。

大ヒットしたシングル作品はもちろんですが、アルバム曲の#10 『Will Be King』、#11 『生きがい』が珠玉の名作!

※『HEAVY GAUGE』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『HEAVY GAUGE』全体の感想

現在のところ『GLAY』としてミリオンヒットを記録した最後のオリジナルアルバムが本作『HEAVY GAUGE』です。

そのような観点で見ると、本作『HEAVY GAUGE』は90年代後半の『GLAY』が打ち立てた商業的成功における一つの節目にあたるアルバムと言えるでしょう。

別の見方をすると、まだまだ商業的な勢いが衰えていない時期に『HEAVY GAUGE』はリリースされたわけですが、本作『HEAVY GAUGE』はこれまでのアルバムと比べると暗めな雰囲気を感じます。

盛者必衰とでも言いますか、“いつまでも頂点にはいられない”ということを『GLAY』自身も気づいていたような、そんな香りを感じるのです。

特に後半の#10 『Will Be King』~#12 『Savile Row 〜サヴィル ロウ 3番地〜』の流れには、一筋縄ではいかない苦悩のようなものが歌われているように思います。

ただ一方で、こういった成功者ゆえの苦悩が歌われているからこそ、本作『HEAVY GAUGE』に深い味わいを感じるのもまた事実です。

前作の『pure soul』や前々作の『BELOVED』で聴ける素直なポップさとは異なる雰囲気を纏っている作品ですので好き嫌いはけっこう分かれそうな気がしますが、『GLAY』の真髄を楽しむという意味では本作『HEAVY GAUGE』は避けて通ることはできないでしょう。

『HEAVY GAUGE』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。