2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。
キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生み出したバンドです。
なお、ボーカルのyasuはソロプロジェクト『Acid Black Cherry』にて現在も活躍中。
今回は、『Janne Da Arc』のオリジナルアルバム、『D・N・A』のレビューです。
※『Janne Da Arc』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Janne Da Arc
『D・N・A』の全体概要
アーティスト | Janne Da Arc |
アルバム名 | D・N・A |
発売日 | 2000/3/8 |
収録曲数 | 12 |
演奏時間 | 55:38 |
メジャー1stオリジナルアルバム。
演奏時間はトータル55:38。京浜東北線で東京・新杉田間とだいたい同じくらいの時間です。
レビュー
『D・N・A』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | Deja-vu | ★★★★★ | 5 |
2 | Vanity | ★★★★★ | 5 |
3 | ファントム | ★★★☆☆ | 3 |
4 | EDEN 〜君がいない〜 | ★★★★☆ | 4 |
5 | child vision 〜絵本の中の綺麗な魔女〜 | ★★★☆☆ | 3 |
6 | Stranger | ★★★☆☆ | 3 |
7 | 桜 | ★★★★☆ | 4 |
8 | Lunatic Gate | ★★★★★ | 5 |
9 | Junky Walker | ★★★★☆ | 4 |
10 | RED ZONE (Album Mix) | ★★★★☆ | 4 |
11 | ring | ★★★★☆ | 4 |
12 | Heaven’s Place | ★★★☆☆ | 3 |
インスト曲の#1 『Deja-vu』からの#2 『Vanity』は最高のスタート。
※『D・N・A』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『D・N・A』全体の感想
『Janne Da Arc』の記念すべきメジャー1stアルバム『D・N・A』。
『Janne Da Arc』はインディーズ時代にミニアルバムを3つもリリースしていましたので、このメジャー1stフルアルバムはきっと待ちに待った1枚だったことでしょう。
本作『D・N・A』、とにかくイントロのかっこいい楽曲が多いです。
やはり、メンバーにキーボードがいるっていうのが強いですね。カラフルな音色で個々の楽曲に個性を持たせられるというこのバンドの強みが、イントロでいかんなく発揮されているという印象です。
また、そもそも演奏技術の高いメンバーが揃っているということもあり、インスト楽曲(#1 『Deja-vu』)が異常にかっこいいというのも本作『D・N・A』の魅力。
一方、これは非常に個人的な感想ですが、歌詞の詰め込み感がちょっと気になるところ。
言いたいことがきっとたくさんあったのでしょうが、展開の早い楽曲の中にぎゅっと歌詞が詰め込まれているように感じて、メロディーと言葉のノリがちょっと噛み合っていないような印象を受けました。
ボーカルのメロディーライン自体はキャッチーなので、もっとメロディーと親和性の高い言葉を選んでくれれば、私の好みド真ん中なのにな…なんて思うのです。
(もちろん、『Janne Da Arc』は私のために曲を作っているわけではない)
ただ、繰り返しになりますが、イントロはじめとしたサウンドのかっこよさは間違いないアルバムです。
なんだかんだ、ついつい本作『D・N・A』を手に取って聴いちゃう自分がいます。
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『D・N・A』収録曲の個別楽曲レビューリンク
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