日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の世界進出で、解散前よりもパワーアップした『X JAPAN』にまだまだ目を離せませんね!
今回は、『X JAPAN』のオリジナルアルバム、『BLUE BLOOD』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
目次
『BLUE BLOOD』の全体概要
アーティスト | X JAPAN |
アルバム名 | BLUE BLOOD |
発売日 | 1989/4/21 |
収録曲数 | 12 |
演奏時間 | 65:12 |
『X JAPAN』のメジャーデビュー後1stアルバム。正確には、『BLUE BLOOD』リリース当時はまだバンド名が『X』でした。
80年代の作品ですが、一応“平成”の作品になります。
演奏時間は65:12。東海道線で、東京・平塚間くらいの時間です。
レビュー
『BLUE BLOOD』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM) | ★★★☆☆ | 3 |
2 | BLUE BLOOD | ★★★★★ | 5 |
3 | WEEK END | ★★★★☆ | 4 |
4 | EASY FIGHT RAMBLING | ★★★★☆ | 4 |
5 | X | ★★★★★ | 5 |
6 | ENDLESS RAIN | ★★★★☆ | 4 |
7 | 紅 | ★★★★★ | 5 |
8 | XCLAMATION | ★★★☆☆ | 3 |
9 | オル■スム | ★★★★★ | 5 |
10 | CELEBRATION | ★★★★☆ | 4 |
11 | ROSE OF PAIN | ★★★★★ | 5 |
12 | UNFINISHED | ★★★★☆ | 4 |
#9は結構過激な下ネタが曲名になっているので、Google先生に怒られないよう、一応伏字にしています。本来の曲名は…ググれば普通に出ます(私がビビり過ぎているだけ 笑)。
アルバムと同名の『BLUE BLOOD』しかり、有名な『紅』しかり、ハイスピードな楽曲が好きです。
※『BLUE BLOOD』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『BLUE BLOOD』全体の感想
2018年5月現在、『X JAPAN』はオリジナルアルバムを4枚しかリリースしていません(インディーズ1枚、メジャーデビュー後3枚。『ART OF LIFE』は除外)。
ですので、“Xの再結成を機にベストアルバムは聴いてみたんだけど、次はどのオリジナルアルバムがオススメですか?”なんて質問に対しては、“全部で4枚しかオリジナルアルバムは出てないから、さっさと全部聴くべし!”という回答が正解な気がします。
…ただ、それでもあえて4枚のオリジナルアルバムからオススメを選べというのなら…私の答えは本作『BLUE BLOOD』です!
単純に、ベストアルバム未収録ながらも素敵な名曲が多数収録されている、というのが理由ですね。アルバムと同名の#2 『BLUE BLOOD』はもちろん、長尺の#11 『ROSE OF PAIN』なんかがお気に入りなのですが、今のところスタジオ音源はベストアルバム未収録曲。
これらを聴くには本アルバム『BLUE BLOOD』を選ぶしかないというのが現状です。
それから、ライブで定番の楽曲#5 『X』のスタジオ音源版が収録されているのも本アルバム『BLUE BLOOD』です(他には『B.O.X 〜Best of X〜』にもスタジオ音源が収録されています)。ライブバージョンは様々なベストアルバムに収録されているものの、やっぱり一度はスタジオ音源聴いておきたいですよね。
超有名曲#6 『ENDLESS RAIN』、#7 『紅』も収録されていますので、いっそベストアルバムを飛ばして本作『BLUE BLOOD』から『X JAPAN』に入門するのもアリかもしれません。
いずれにせよ、再結成を機に『X JAPAN』の魅力に気付いてしまったのならば、本作『BLUE BLOOD』は避けて通れないアルバムになるはずです!
こちらは商品のリンクですが、アルバム『BLUE BLOOD』のジャケットが映っているかと思います。中央に配置された大きな”X”という文字の中を見ると、“PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK”と書かれているのですが、わかりますかね。
音楽ジャンルの一つとして存在する”ヴィジュアル系”という言葉、実は『BLUE BLOOD』のこのキャッチフレーズに登場する“VISUAL”が語源なのでは、という説があります。
この説に妙な説得力を感じるのは、本アルバム『BLUE BLOOD』が後世のバンドに多大な影響を与えたからでしょう…。
『BLUE BLOOD』収録曲の個別楽曲レビューリンク
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