アルバムレビュー

【アルバムレビュー】LUNA SEA/IMAGE

投稿日:2019年11月30日 更新日:

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。

復活後も定期的に新作をリリースして楽しませてくれるのみならず、ライブでは最新の技術によって生まれ変わった過去の名曲を余すことなく披露してくれます。止まることなく進化し続けるこのバンドを見逃すわけにはいきませんね。

今回は、『LUNA SEA』のアルバム、『IMAGE』のレビューです。

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

『IMAGE』の全体概要

アーティストLUNA SEA
アルバム名IMAGE
発売日1992/5/21
収録曲数12
演奏時間54:49

メジャー1stアルバム。

演奏時間はトータル54:49。横須賀線で東京・大船間とだいたい同じくらいの時間です。

レビュー

『IMAGE』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1CALL FOR LOVE★★★☆☆3
2Déjàvu★★★★★5
3MECHANICAL DANCE★★★★☆4
4WALL★★★☆☆3
5Image★★★★☆4
6SEARCH FOR REASON★★★☆☆3
7IMITATION★★★★☆4
8VAMPIRE’S TALK★★★★☆4
9SYMPTOM★★★★☆4
10IN MIND★★★☆☆3
11MOON★★★★☆4
12WISH★★★★★5

結局、定番の#2 『Déjàvu』と#12 『WISH』が好きです。

邦楽には珍しい、シングル楽曲の収録されていないオリジナルアルバム

※『IMAGE』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『IMAGE』全体の感想

『LUNA SEA』のメジャー1stアルバムが本作『IMAGE』。インディーズアルバム『LUNA SEA』(バンド名と同名のアルバム)から数えると2作目のオリジナルアルバムにあたります。

本作『IMAGE』、前作の『LUNA SEA』と比較すると荒々しさは少々控えめになっている一方、バンドサウンドが織りなすリズムとハーモニーの響きにより一層磨きのかかった作品となっています。

インディーズアルバムの『LUNA SEA』だけを聴くと、ヴィジュアル系と呼ばれる奇抜な見た目通りの乱暴さが魅力のように思えますが、本作『IMAGE』を併せて聴いてみると、見た目の印象とは異なる丁寧で繊細なバンドサウンドがこのバンドの核になっていることに気付けるでしょう。

もちろん、メジャーデビューして面白みのない優等生になってしまったわけではありません。#3 『MECHANICAL DANCE』や#9『SYMPTOM』といった狂気サイドの楽曲もしっかり用意されています。

特に#9『SYMPTOM』は『LUNA SEA』史上1位、2位を争うくらいイカれた楽曲です 笑。

繊細さ狂気を兼ね備えた本作『IMAGE』、他の作品では味わえない独特な聴き心地がクセになる1枚です。

以下、『IMAGE』のAmazonリンクです。『IMAGE』のジャケットは特別過激というわけではありませんが、厳しめに見るとGoogle先生に怒られる可能性があるので、文字リンクの配置とさせてください。

IMAGE (Amazonリンク)

『IMAGE』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

-アルバムレビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【アルバムレビュー】LUNA SEA/PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【アルバムレビュー】Every Little Thing/eternity

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。 2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが …

【アルバムレビュー】Every Little Thing/4 FORCE

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【アルバムレビュー】ゴールデンボンバー/ゴールデン・アルバム

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …

【アルバムレビュー】THE YELLOW MONKEY/9999

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラとした妖しい雰囲気はそのままに、復活後の彼らの楽曲には溢れんばかりの優しさを感じます。 離れ離れになっていた十数年とい …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。