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【アルバムレビュー】ポルカッドットスティングレイ/全知全能

投稿日:2017年11月15日 更新日:

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!!

影ながら活動を応援していましたが、2017年11月にとうとうメジャーデビューを果たしました!素直におめでとうと言いたいです。

いつか、このバンドがお茶の間レベルで活躍が浸透することを期待しています。

今回は、彼女たちのアルバム『全知全能』のレビューです。

※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ

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『全知全能』の全体概要

アーティストポルカドットスティングレイ
アルバム名全知全能
発売日2017/11/8
収録曲数14
演奏時間54:30

『ポルカドットスティングレイ』のメジャー1stアルバム。収録曲数、演奏時間はボーナストラック込みの数字です。

演奏時間はトータルで54:30。新幹線のこだまで、東京・三島間くらいの時間です。

レビュー

『全知全能』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1テレキャスター・ストライプ (全知全能 ver.)★★★★★5
2BLUE★★★★★5
3人魚 (全知全能 ver.)★★★★☆4
4フレミング★★★☆☆3
5エレクトリック・パブリック (全知全能 ver.)★★★★★5
6サレンダー★★★★★5
7夜明けのオレンジ (全知全能 ver.)★★★★☆4
8顔も覚えてない★★★★☆4
9ジェット・ラグ★★★★☆4
10シンクロニシカ (全知全能 ver.)★★★★★5
11極楽灯★★★☆☆3
12ショートショート★★★★☆4
13レム★★★★★5
14ポルカドット・スティングレイ (全知全能 ver.)★★★★★5

“全知全能 ver.”とついている楽曲はこれまでリリースされた楽曲の再録になります。

なお、#14 『ポルカドット・スティングレイ (全知全能 ver.)』はCDのみのボーナストラックとなっています。

『全知全能』の新曲として用意された楽曲の中では#2 『BLUE』がお気に入りです。

CDボーナストラックの#14 『ポルカドット・スティングレイ (全知全能 ver.)』はアコースティックなアレンジになっている上に歌詞まで一部変わっており、オリジナル版と比較してかなりの変化が加わっています。

アレンジ前の『ポルカドット・スティングレイ』が聴きたい方は『極彩』1曲目をどうぞ。

※『全知全能』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『全知全能』全体の感想

全14曲収録と、割とボリュームのある内容ですが、最初から最後までダレることなく楽しめる1枚です!

#1 『テレキャスター・ストライプ』、#3 『人魚』は『骨抜き E.P』からの再録ですが、重めの音で再構成されている印象です。歌い方も、椎名林檎っぽさがちょっと抜けている気がします。今回のアルバム『全知全能』の雰囲気に合わせたといったところでしょうか。

#5 『エレクトリック・パブリック』、#10 『シンクロニシカ』は『大正義』からの再録となっています。こちらの再録前後の違いはベースが差し変わっているところでしょうかね。ギターやボーカルなどの目立つ部分に変化は感じられませんでした。あと、些細な違いですが、”全知全能 ver.”の『シンクロニシカ』は最初にドラムのカウントが入っていますね。

再録と言えば、本作『全知全能』を聴いて『シンクロニシカ』の魅力に改めて気づけたという収穫がありました。#9 『ジェット・ラグ』から#10 『シンクロニシカ』への流れのせいでしょうか、『大正義』収録時以上に『シンクロニシカ』がかっこよく聴こえます。

そういえば、『シンクロニシカ』の歌詞中に「全知全能」というアルバム名が出てきますね。もしかしたら、『シンクロニシカ』は『ポルカドットスティングレイ』本人たちのお気に入りなのかも。

再録曲のことばかり書いてしまいましたが、新曲もかっこいい曲が用意されています。

#2 『BLUE』は今までの『ポルカドットスティングレイ』のカラーから外れた感じが新鮮ですし、このバンドの得意パターン曲だと思われる#13 『レム』も相変わらずかっこよく仕上がっています。

とはいえ、本作『全知全能』の完成度はインディーズ時代の遺産たちが一役買っていることは否めないところでしょう。

曲のストックがリフレッシュされた次回作がどうなるか、楽しみです。

Amazonで試聴できます。

『全知全能』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。