アルバムレビュー

【アルバムレビュー】Every Little Thing/everlasting

投稿日:2018年7月5日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

当時のエイベックスはポスト小室哲哉として五十嵐充に期待していた部分があったと思います(おそらく)。

今回は、『Every Little Thing』のアルバム、『everlasting』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

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『everlasting』の全体概要

アーティストEvery Little Thing
アルバム名everlasting
発売日1997/4/9
収録曲数12
演奏時間47:43

1stアルバムにして総売り上げ枚数200万枚に迫るアルバム。

演奏時間はトータル47:43。京浜東北線で東京・関内間とだいたい同じくらいの時間です。

レビュー

『everlasting』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1Future World★★★★☆4
2Feel My Heart (Album Mix)★★★★★5
3Here and everywhere★★★★☆4
4Season (Album Version)★★★★☆4
5二人で時代を変えてみたい★★★☆☆3
6たとえ遠く離れてても・・・★★★☆☆3
7micro stress★★☆☆☆2
8Dear My Friend (Album Mix)★★★★★5
9Looking Back On Your Love★★★★★5
10Never Stop!★★★★☆4
11I’ll get over you★★★★★5
12Double Moon★★☆☆☆2

#8 『Dear My Friend (Album Mix)』以降の収録曲がツボ。

インスト曲の#7 『micro stress』、#12 『Double Moon』は正直曲数稼ぎにしか思えないです…。

※『everlasting』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『everlasting』全体の感想

3rdシングル『Dear My Friend』のスマッシュヒットの後で繰り出された、待望の1stアルバムが本作『everlasting』。オリコンアルバムチャートで1位を獲得し、最終的には200万枚に迫る売上を記録しています。

収録されている各シングル曲のように、ポップの塊のような楽曲が目白押し。J-POPの90年代後半を代表するアルバムの一つと言っても過言ではないでしょう。

そんな中でも私のお気に入りは#9 『Looking Back On Your Love』。

激しい楽曲展開がいい意味でELTらしくなく、それでいてサウンドは間違いなくELTというおもしろい楽曲です。

あと、私にとって本作『everlasting』が持田香織の声全盛期にあたります。繰り返しになりますが、あくまで”私にとって”ですよ。初期ELT持田香織のやる気のない(ように聴こえる)歌い方がすごく好きなんですよね。

派手なアレンジのオケとやる気のない美声がクセになります。

オケとボーカルのギャップという意味では、私が『the brilliant green』を好きな理由も同じようなところになるんでしょうね。

『the brilliant green』もUKロックサウンドと川瀬智子のアンニュイメルヘンボーカルの組み合わせが最高です。

Amazonで試聴できます。

『everlasting』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。