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【アルバムレビュー】チャットモンチー/チャットモンチー BEST〜2005-2011〜

投稿日:2017年10月28日 更新日:

キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!

気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。

そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。

今回は、『チャットモンチー』のベストアルバム『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』のレビューです。

※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー

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『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』の全体概要

アーティストチャットモンチー
アルバム名チャットモンチー BEST〜2005-2011〜
発売日2012/2/15
収録曲数17
演奏時間63:37

メジャーデビューから高橋久美子脱退までの期間の代表曲が収録された『チャットモンチー』初のベストアルバム。

演奏時間はトータルで63:37。東海道線で、東京・平塚間くらいの時間です。

レビュー

『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1ハナノユメ★★★★★5
2恋の煙★★★★★5
3恋愛スピリッツ★★★★★5
4東京ハチミツオーケストラ★★★★☆4
5シャングリラ★★★★★5
6女子たちに明日はない★★★★☆4
7とび魚のバタフライ★★★★☆4
8世界が終わる夜に★★★★☆4
9★★★★☆4
10親知らず★★★★☆4
11ヒラヒラヒラク秘密ノ扉★★★★★5
12風吹けば恋★★★★★5
13染まるよ★★★★☆4
14Last Love Letter★★★★★5
158cmのピンヒール★★★★☆4
16ここだけの話★★★★☆4
17バースデーケーキの上を歩いて帰った★★★★☆4

なんだかんだでシングルカットされた曲が好みでした。

※『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』全体の感想

『チャットモンチー』ってロックバンドなんだなってことを改めて認識できる1枚が、本作『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』。

シングル曲もアルバム曲も、飛び道具なしのバンドサウンドで勝負しているのが清々しいです。

『チャットモンチー』というバンド名と”ガールズバンド”っていう文字列からイメージする印象を覆すほどの勢い。矛盾をはらみますが、ある意味”漢らしさ”と表現してもいいような気がします。

デビュー時、『恋の煙』がスペースシャワーでヘビロテされていた頃に『チャットモンチー』を知り、3rdシングルの『シャングリラ』くらいまで追いかけていました。

しかし、それ以降にリリースされた曲をあまり知らず、そんな程度の知識で本ベストアルバム『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』を手に取ったという背景があります。

そんな私、この『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』を聴いて#14 『Last Love Letter』にやられました 笑。

オリジナルアルバムをちゃんと聴いていないので大きなことは言えませんが、『Last Love Letter』は私が知っている『チャットモンチー』の楽曲の中で最高傑作と呼びたいです。

Amazonで試聴できます。

※追記

このレビュー記事を書いた後、『チャットモンチー』の解散が発表されました。

そして解散後、『BEST MONCHY 1 -Listening-』というベストアルバムがリリースされています。

『BEST MONCHY 1 -Listening-』は『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』の収録曲を包含した内容になっていますので、今このバンドのベストアルバムを手に取るなら 『BEST MONCHY 1 -Listening-』 の方がおススメです。

『チャットモンチー BEST〜2005-2011〜』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。