J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。
今回は、『Every Little Thing』のアルバム、『4 FORCE』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『4 FORCE』の全体概要
アーティスト | Every Little Thing |
アルバム名 | 4 FORCE |
発売日 | 2001/3/22 |
収録曲数 | 11 |
演奏時間 | 51:40 |
4thアルバム。五十嵐充脱退後、初めてのアルバムになります。
演奏時間はトータル51:40。京浜東北線で東京・磯子間とだいたい同じくらいの時間です。
レビュー
『4 FORCE』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | Graceful World | ★★★★★ | 5 |
2 | JIRENMA (Album Mix) | ★★★★☆ | 4 |
3 | 愛のカケラ | ★★★★☆ | 4 |
4 | Good for nothing | ★★★★☆ | 4 |
5 | 鮮やかなもの | ★★★★★ | 5 |
6 | sweetaholic girl | ★★★☆☆ | 3 |
7 | Home Sweet Home | ★★★★☆ | 4 |
8 | fragile | ★★★★★ | 5 |
9 | No limit | ★★★★★ | 5 |
10 | force of heart | ★★★★☆ | 4 |
11 | One | ★★★★★ | 5 |
シングル曲だけでなく、いわゆるアルバム曲にもお気に入りがけっこうあります。
※『4 FORCE』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『4 FORCE』全体の感想
デビュー以来ずっとELTのメインコンポーザーを務めてきた五十嵐充脱退後の初アルバムが本作『4 FORCE』。
ユニットの体制が大きく変わったものの、ヒットシングル『fragile』を収録していることもあり、商業的には割と上々な結果なのではという印象です(売上約85万枚)。
私的な話で恐縮ですが、本作『4 FORCE』はアラサーの私にとって青春時代ド直撃の1枚となっております。
音楽的な好みで言えば五十嵐充サウンドの初期ELT(特に1stアルバム)がストライクなのですが、リアルタイムで聴いた思い出補正的な意味で、本作『4 FORCE』はちょっと特別な1枚なのです。
特に#9 『No limit』や#11 『One』なんかはかなり思い出補正が強めに効いています。この辺の楽曲はイントロが流れただけで当時の気持ちが蘇ってきてしまい、”純粋に音楽を聴く”というより“思い出に浸る”という感じの聴き方になってしまいます。
そういう意味では、上述の”お気に入り度”はいつも以上に(?)皆さんの参考にならないかもしれません 笑。
アラサーになった今のタイミングで初めて本作『4 FORCE』に出会ったなら、きっと違う評価をつけていたと思いますので…。
Amazonで試聴できます。
『4 FORCE』収録曲の個別楽曲レビューリンク
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