アルバムレビュー

【アルバムレビュー】Every Little Thing/4 FORCE

投稿日:2020年3月13日 更新日:

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。

特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。

初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。

今回は、『Every Little Thing』のアルバム、『4 FORCE』のレビューです。

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

『4 FORCE』の全体概要

アーティストEvery Little Thing
アルバム名4 FORCE
発売日2001/3/22
収録曲数11
演奏時間51:40

4thアルバム。五十嵐充脱退後、初めてのアルバムになります。

演奏時間はトータル51:40。京浜東北線で東京・磯子間とだいたい同じくらいの時間です。

レビュー

『4 FORCE』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1Graceful World★★★★★5
2JIRENMA (Album Mix)★★★★☆4
3愛のカケラ★★★★☆4
4Good for nothing★★★★☆4
5鮮やかなもの★★★★★5
6sweetaholic girl★★★☆☆3
7Home Sweet Home★★★★☆4
8fragile★★★★★5
9No limit★★★★★5
10force of heart★★★★☆4
11One★★★★★5

シングル曲だけでなく、いわゆるアルバム曲にもお気に入りがけっこうあります。

※『4 FORCE』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『4 FORCE』全体の感想

デビュー以来ずっとELTのメインコンポーザーを務めてきた五十嵐充脱退後の初アルバムが本作『4 FORCE』。

ユニットの体制が大きく変わったものの、ヒットシングル『fragile』を収録していることもあり、商業的には割と上々な結果なのではという印象です(売上約85万枚)。

私的な話で恐縮ですが、本作『4 FORCE』はアラサーの私にとって青春時代ド直撃の1枚となっております。

音楽的な好みで言えば五十嵐充サウンドの初期ELT(特に1stアルバム)がストライクなのですが、リアルタイムで聴いた思い出補正的な意味で、本作『4 FORCE』はちょっと特別な1枚なのです。

特に#9 『No limit』や#11 『One』なんかはかなり思い出補正が強めに効いています。この辺の楽曲はイントロが流れただけで当時の気持ちが蘇ってきてしまい、”純粋に音楽を聴く”というより“思い出に浸る”という感じの聴き方になってしまいます。

そういう意味では、上述の”お気に入り度”はいつも以上に(?)皆さんの参考にならないかもしれません 笑。

アラサーになった今のタイミングで初めて本作『4 FORCE』に出会ったなら、きっと違う評価をつけていたと思いますので…。

Amazonで試聴できます。

『4 FORCE』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing

-アルバムレビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【アルバムレビュー】MALICE MIZER/merveilles

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【アルバムレビュー】黒夢/feminism

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 1994年のメジャーデビュー後、順調にセールスを伸ばしていた中1999年に無期限の活動停止を発表。そしてその約10年後の2010年、 …

【アルバムレビュー】LUNA SEA/STYLE

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …

【アルバムレビュー】GLAY/BEAT out!

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2 …

【アルバムレビュー】GLAY/pure soul

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。