アルバムレビュー

【アルバムレビュー】ゴールデンボンバー/ゴールデン・アルバム

投稿日:2017年8月31日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は、『ゴールデンボンバー』のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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『ゴールデン・アルバム』の全体概要

アーティストゴールデンボンバー
アルバム名ゴールデン・アルバム
発売日2012/1/4
収録曲数13
演奏時間49:25

本作『ゴールデン・アルバム』が『ゴールデンボンバー』初のフルアルバム。

演奏時間はトータルで49:25。東海道線で、東京・大船間くらいの時間です。

レビュー

『ゴールデン・アルバム』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1パトス★★★☆☆3
2デスメンタル★★★★☆4
3僕クエスト★★★★☆4
4夜汽車★★★☆☆3
5酔わせてモヒート★★★★★5
6成龙很酷★★★☆☆3
7さよなら冬美 -Euro Mix-★★★★☆4
8今夜はトゥナイト★★★★★5
9もう会えなくなるなんて★★★★☆4
10今夜も眠れない(病的な意味で)★★★★★5
11女々しくて -K-POPバージョン-★★★☆☆3
12愛なんていらねいよ★★★★★5
13広がる世界★★★★☆4

スピード感がある曲が好きですね。特に#8 『今夜はトゥナイト』と#10 『今夜も眠れない(病的な意味で)』がお気に入りです。

かの有名な『女々しくて』はK-POPバージョンで収録されています(#11)。テレビでよく耳にしたあの『女々しくて』とは全然違うアレンジになっているのでご注意を。

※『ゴールデン・アルバム』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『ゴールデン・アルバム』全体の感想

2012年に発売されたアルバムの中で1番ヘビーローテーションしたのが本作『ゴールデン・アルバム』だったと思います。

鬼龍院翔の描く病的な世界観が新鮮で、けっこうハマってました。

曲調はJ-POPをベースにV系要素を足したような感じのものが多いです。わかりやすいサビはJ-POP風、奇のてらい方はV系風といった作りですね。『B’z』や『MALICE MIZER』、『X JAPAN』辺りに影響を受けているのがよくわかります。

一方、歌詞の作り方はオリジナリティを強く感じますね。すごく好きです。これが『ゴールデンボンバー』の一番の魅力ではないでしょうか。タブー無しでストレートに綴られた言葉が強烈な印象を残します。#10『今夜も眠れない(病的な意味で)』とか、本当に”眠れない日”の気持ちを代弁してくれているような気にさえなります 笑。

当時は、”こういうの待ってた!”って気持ちで聴いていましたよ。

奇抜なパフォーマンスが目を引く『ゴールデンボンバー』ですが、一度”耳”だけで彼らの音楽を聴いてみるのもいかがでしょうか?

『ゴールデン・アルバム』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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