2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
後世に与えた音楽的影響度もさることながら、ファンのことを“SLAVE”と呼称し、”バンドとファンが作り上げる閉鎖的空間”というヴィジュアル系独特の文化を創り出したのも『LUNA SEA』が先駆けだったのではないでしょうか。
今回は、『LUNA SEA』のベストアルバム、『SINGLES』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
目次
『SINGLES』の全体概要
アーティスト | LUNA SEA |
アルバム名 | SINGLES |
発売日 | 1997/12/17 |
収録曲数 (Disc1) | 8 |
収録曲数 (Disc2) | 7 |
演奏時間 (Disc1) | 38:14 |
演奏時間 (Disc2) | 40:55 |
『LUNA SEA』活動休止中にリリースされたベストアルバム。
シングル・アルバムを通して『LUNA SEA』唯一ミリオンヒットを記録した作品です。
演奏時間はDisc1が38:14、Disc2が40:55、合わせて79:09です。
Disc1にはシングルのA面、Disc2にはシングルのB面がリリース順に収録されています。
レビュー
『SINGLES』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
Disc1
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | BELIEVE | ★★★★★ | 5 |
2 | IN MY DREAM (WITH SHIVER) | ★★★★☆ | 4 |
3 | ROSIER | ★★★★★ | 5 |
4 | TRUE BLUE | ★★★★★ | 5 |
5 | MOTHER | ★★★★☆ | 4 |
6 | DESIRE | ★★★★☆ | 4 |
7 | END OF SORROW | ★★★★★ | 5 |
8 | IN SILENCE | ★★★★★ | 5 |
Disc2
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | Claustrophobia | ★★★★☆ | 4 |
2 | SLAVE | ★★★★★ | 5 |
3 | RAIN | ★★★★★ | 5 |
4 | FALLOUT | ★★★★☆ | 4 |
5 | LUV U | ★★★★☆ | 4 |
6 | TWICE | ★★★★☆ | 4 |
7 | Ray | ★★★★★ | 5 |
シンプルに全部好き 笑。
※『SINGLES』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『SINGLES』全体の感想
1stシングル『BELIEVE』~8thシングル『IN SILENCE』までについて、A面をDisc1に、B面をDisc2に収録した作品が本作『SINGLES』。
Disc1が8曲収録されているのに対し、Disc2が7曲収録なのは、5thシングル『MOTHER』のカップリング曲(『Dejavu (Live Version)』)が収録されていないためです。
Disc1には『LUNA SEA』の代表曲と言える『ROSIER』や『TRUE BLUE』といった楽曲が収録されていますので、一見豪華なラインナップに見えます。
…しかし、『LUNA SEA』解散後に当時の全てのシングルA面曲が収録された『LUNA SEA COMPLETE BEST』なるものがリリースされています。
※再始動後のシングルは収録されていません。
こちらのDisc 1が本作『SINGLES』Disc1の全曲を包含する形になっており、ほぼ完全上位互換になっています。
なので、シングルA面目的であれば、『LUNA SEA COMPLETE BEST』をオススメします(厳密には、『LUNA SEA COMPLETE BEST』にはアルバムバージョンが収録されている楽曲もあるため、完全上位互換にはなっていません)。
そんなわけで、本作『SINGLES』のアイデンティティはむしろB面集のDisc2と言えるわけです。
ただし、B面集と侮ることなかれ!
確かに”キャッチーさ”や”派手さ”といった部分はA面に譲りますが、『LUNA SEA』というバンドの持つ深みを堪能するなら、むしろB面の楽曲に軍配があがります。
かく言う私も、最初はA面集のDisc1目当てに『SINGLES』を手に取った口なのですが、段々と濃い楽曲を詰め合わせたDisc2の方を愛聴するようになりました 笑。
Amazonで試聴できます。
『SINGLES』収録曲の個別楽曲レビューリンク
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA